(本HPオープン前に別サイトで書き込んだ放送後記の再掲です。)
こんにちは。『中野泰の ゆるピタ せいれいの森』の森の番人、中野です。
7月22日(月)放送が昨晩終了致しました。
なんと、先週に引き続き、今週も放送事故が発生。
二十数分遅れの放送となってしまったことをお詫び申し上げます。
私たちスタッフは音声が届いていないことには気がつかず、
そのまま番組を続けておりました。
さて、今回は【つっち】の特集。
つっちは大地のせいれいです。
つっちのけいちゃんにお越しいただき、
あれやこれやと伺いました。
が、全て放送できず…。ガックシ。
けいちゃん、ゴメンナサイ!
楽しみにしていたリスナーの方々、ごめんなさい!
個人的にはどこかで再録し、
YouTubeにアップしたいと思っています。
けいちゃんは私が学んでいる東洋思想の教室を立ち上げた人です。
さすが、つっち。アイディアをアイディアで終わらせることなく、
ちゃんと具体化して、現実のものにしてしまうんです。
グレース・アカデメイアでは多くの女性が東洋思想を学んでいます。
ちなみに、男性も学ぶことができます。私もその一人です。
ヘルメス・アカデメイアでは、経営者や経営者候補の方が学んでいます。
こちらは男女関係なく学んでいます。
ご興味のある方は、リンク先をご覧ください。
番組中盤では、百色シネマさんの「MAY」を放送しました。
聴いていただけるとお分かりいただけますが、
実にすばらしい曲です。
公式サイトはコチラ。ライブ情報なども入手できますので、
ぜひご覧ください。
番組の後半は四書五経の一つ『大学』より、「本末」という言葉を採り上げました。
漢字の成り立ち辞典で調べていただくとお分かり頂けますが、
「本」という漢字は「木」と「一」で構成されています。
木の下の方に「一」と印をつけた漢字です。
ということで、この字は「根っこ」を表しています。
まさに「根本」ということです。
一方、「末」という漢字も「木」と「一」で構成されています。
木の上の方に長い横棒「一」で印をつけた漢字です。
木の上の方とは、「枝や葉」を指しています。
木にとっては根っこも葉っぱも大切です。
根っこには木を支える役割や、土の中の水分や養分を摂取する役割があります。
葉っぱには光合成をして栄養分を作り出す役割などがあります。
ただ、どちらがより大切かという点で考えると、
「根っこあっての葉っぱ」ということができます。
葉っぱばかりで、根の機能がしっかりしていなかったら、
その木は枯れてしまうことになるでしょう。
本も末も大切だけど、本をしっかりさせてこそ、末が生きるのだ、ということです。
放送ではいくつかの例を出してご説明していますが、
どの人にも当てはまる例を一つだけこちらでもご説明しておきます。
「人徳を高めていくこと」と「才能を磨くこと」。どちらも大切なことです。
人徳は、時代や場所に左右されない、
生きていく上での大切な価値観を養っていくものです。
才能は、その時代、その場所で社会の役に立つ知識やスキルを磨くことです。
この二つを比べてみると、「人徳」が「本」で、「才能」は「末」だということが
お分かりいただけると思います。
人徳が高まっている人が、才能を用いれば、これは鬼に金棒です。
一方、才能は優秀なものの、人徳に欠けるとなると、
その才能を何に活かしていくか、どの程度活かせるか、
心もとなくなってしまいますね。
このように「本末」という二文字は、私達は本来何をすべきかを明らかにしたり、
ややもすると、私達は日常生活の中で「末」のことばかりフォーカスしていて、
「本」にメスを入れるのを怠りがちだということに気づかせてくれます。
何が本で、何が末か。
皆さんの生活の中にも採り入れてみてはいかがでしょうか?
それでは次回の放送もお楽しみに!
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