(本HPオープン前に別サイトで書き込んだ放送後記の再掲です。)
こんにちは。『中野泰の ゆるピタ せいれいの森』の森の番人、中野です。
7月15日(月)放送が昨晩終了致しました。
まずは放送事故が発生し、5~6分程度遅れての
放送となってしまったことをお詫び申し上げます。
放送現場では通常通り、収録しておりましたが、
数分後、放送されていないことが発覚し、大慌て!
放送するために必要なあるボタンを押すことを忘れていたことが分かり、
放送を再開することができました。
ということで、昨日は内心、動揺しまくりの50分間でした。
さて、今回は【たっぷん】の特集。
たっぷんは湖のせいれいです。
実は昨日、収録場所に行くために、甲府から東京に向かって
特急電車に乗っておりました。
すると、あるトンネル内で電車が停止してしまいました。
近くの駅でホーム内に立ち入った人がいたためです。
約40分後、ようやく運転の目途がつき、
運転を再開しました。
トンネルを抜けたら、そこは相模湖(さがみこ)でした。
トンネル内でよく分からなかったのですが、
私は40分間、湖の近くにいたことになります。
湖のせいれいを特集する日に
湖の近くにいざるを得ない状況に遭いました。
なんだか不思議ですね。
それにしても、昨日の番組のたっぷん、よく話しますよね~。
ゲストのコーナーが終わった直後、
一人の方は「話足りなーい!」と叫んでいましたし、
もう一人の方も、放送後の打ち上げで、「時間が短すぎる」と
ブツブツ。
やっぱり、話好きなんですね、たっぷん(笑)
また、放送終了後、打ち上げ会場にお連れしようと、
「この近くのお店でいいですか?
私も実は行ったことがないお店なんですけど・・・」
とゲストお二人に話しかけました。すると・・・
「行ったことがないお店じゃなくて、
中野さんが行ったことがあるお店で、おいしいお店に行きましょう!」
と逆提案。
「私、北千住駅の西口なら結構しているお店があるんですけど、
ちょっと歩きますよ。いいですか?」
「いいわよ。そこに行きましょう!」
という一幕がありました。
番組内でもお話しましたが、
たっぷんはグルメな人が多いので、
近くのお店より、多少遠くても美味しいお店の方がお好みのようです。
改めて、たっぷんの習性?が分かり、勉強になりました。
番組中盤では、石山裕雅さんの「さくら」「急乱拍子」を放送しました。
石山さんは篠笛や能管といった、
日本古来の伝統楽器である笛に造詣が深い方です。
その音色は、なんだか日本人の魂を揺さぶられる感じがします。
滅多に聴くことができない音色でしたが、皆様はどうお感じになりましたか?
番組の後半はマンガ『風の谷のナウシカ』より、
王蟲(オウム)の次のセリフの解読を試みました。
「小さき者(⇒ナウシカのこと)、我が一族はお前を昔から知っているよ。
我が一族は個にして全、全にして個。時空を超えて心を伝えゆくのだから・・・」
目に見える世界では、王蟲の個体数だけ、王蟲がいるように見えますし、
それぞれの王蟲はそれぞれの意思を持って、行動しています。
こうした意味では「個」です。
一方、目に見えない心の世界ではどうかというと、
王蟲同士は、心の奥深いところではつながっていて、
しかも、かつて生きた王蟲の心とも相通じているようなのです。
こうした意味では「全」です。
深層心理学者のユングも似たような説を唱えています。
ユングによると、個人別の顕在意識、潜在意識の下に、
民族や人類共通の意識である「集合的無意識」があるそうなんです。
放送では触れませんでしたが、仏教の世界でも、
全人類(もしかしたら全生命)の記憶の宝庫とされる阿頼耶識(アラヤシキ)という
意識層があるとされています。
これらにどこまで共通性があるかは、
それぞれの専門家に聞かないと分かりませんが、
私は次のような発想が重要だと思っています。
「目に見える世界では別々に見えるものが、
目に見えない世界では一つになっている。」
私達は、目に見える世界、五感に頼る世界の住民です。
ですから、AさんとBさんはそれぞれ違った人と考えるのは
当然の見方です。
ただ、この見方にとらわれ過ぎていませんでしょうか?
目に見えない世界では、実は一つにつながっている。
となると、私とあなたは一体であるということも言えるのではないでしょうか。
【わたし 「と」 あなた】 という、物事を分ける世界観から、
【わたし 「は」 あなた】 という、物事を統一する世界観へのパラダイムシフト。
二つの世界観をうまく使い分けることができれば、
きっとこれまでにない地球文化が生まれると思います。
・・・ということをお伝えしたかったんですが、
皆様はいかがお感じになられたでしょうか?
最後に。昨日のゲスト「ジュンジュンさん」が取り組まれている演劇活動。
【コチラ】が公式サイトです。
昨日のアシスタントの恵子さん、
以前ジュンジュンさんの演劇を鑑賞したことがあるのですが、
べた褒めしてました。
私は話や文字を通して、心の世界を探求することが好きなタイプですが、
ジュンジュンさんは演劇を通して、心の世界を表現しているのだと思います。
ちなみに石山裕雅さんは笛の演奏を通して、心の世界を表現していると思っています。
心の奥にある宝物をどういう切り口で引き出していくか。
ここが各自の腕の見せどころであり、人生のやりがいや生きがいに
通じるところでもあるような気がしています。
それでは次回の放送もお楽しみに!
コメントをお書きください